気になるWiMAX2+の試用結果は?

まだ、サービスインして3週間のWiMAX2+、実際に使ってみたレポートは少ないのですが、ネットを調べたら次のような記事がありました。

 

 

1.【レビュー】サービス開始を目前に控えたWiMAX 2+を試す 〜100Mbps超の速度を確認 - PC Watch

 

結果として、WiMAX 2+でUSB接続の場合、下りが101.7Mbpsという、ほぼ理論最大値に近い驚きの速度が出た。上りも7.7Mbps(理論最大値10Mbps)とまずまずの結果となっている。

<中略>
 一方、無線LANで接続した際の結果は芳しくなく、WiMAX 2+で下り8.3Mbps、上り7.6Mbps、WiMAXで下り2.8Mbps、上り2.9Mbpsという結果に終わった。USBと比べて余りに低いので、Nexus 7(2013)ででもSpeedtest.netアプリを利用して計測したのだが、WiMAX 2+で下り11Mbps、上り7.65Mbpsと似たり寄ったりな結果だった。

 

2.WiMAX2+サービス開始!早速Wi-Fiルーターを使ってみた | RBB TODAY

 

今回の計測では、WiMAXの理論値である下り40Mbpsを超える結果もあり、WiMAX2+の実力が見える結果となった。ただ、少し移動しただけで下り10Mbps前後になってしまうことも多く、やや安定性に欠けるという印象を受けた。時には5Mbps以下に落ちてしまうこともあり「WiMAXや4G/LTEのほうが速いのでは?」と思う場面もあった。サービス開始初日ということもあるだろうが、今後のエリア構築に注目したい。

 

3.普通は無線LANでつないで使います:「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」とGALAXY Note 3でWiMAX 2+を使ってみた (2/2) - ITmedia Mobil

 

今回の検証結果で考えるかぎり、モバイルルータを利用した無線LAN接続で使うWiMAX 2+は、諸々の電波環境が好条件の場合、LTEより速い転送レートでデータ通信ができるのは分かった。しかし、その違いは圧倒的ではなく、テストによってはLTEとほぼ並ぶか下回ることもある。また、上り速度はLTEにかなわない。

 

4.UQ WiMAX2+ 実際どうなの?使ってみました。

 

WiMAX2+の契約、HWD14の購入した2013年11月5日におこなった渋谷での回線速度テスト結果は散々な結果となり、WiMAX2+(HWD14)と共にやっていけるのか不安になる状況でした。下記よりその記事へリンク↓↓

 

WiMAXのケアレスミスと回線速度テスト第2弾 - UQ WiMAX2+ 実際どうなの?使ってみました。

 

3階では窓から離れていてもWX2+電波の受信状況は良かったが、

 

別の日時に同店舗の2階を利用した時は、窓から離れた席ではwx2+電波状況は微妙で、切れたり繋がったりの状況であった。

 

PC作業がしたかったのでHWD14のauLTE接続を行いネット接続したのだが、auLTE回線も切れたり繋がったりの繰り返しで、ちょっと不安定だった。。。

 

HWD14はWiMAX2電波を優先するよう出来ているようでして、この自動切り替えの問題で切れちゃったりしていたのかもしれません。

 

渋谷宮益坂下付近バスターミナル(WiMAX2+電波受信)

・IPhone4S・・・下り9.66Mbps 上り0.46Mbps

 

使い物になる速度ではありますが、速度が早いのも売りの一つである回線としては不合格かもしれませんよね。渋谷は利用者が多いから遅いんですかね。

 

5.最新モバイルWi-Fiルータの速さを比較 ソフトバンクの「301HW」が最速

 

「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」は、WiMAX 2+/LTEに対応し、ネットワークの状況に応じて最適な接続を選択する「ハイスピードプラスエリアモード」で計測したが、すべてLTEとなってしまい、残念ながら、10月31日にスタートしたばかりの「WiMAX 2+」の速さを検証する目的は達成できなかった。

 

6.【端末レビュー】WiMAX 2+、au 4G LTEも利用できるルーターHWD14をチェック! 第2回:機能、通信速度、感想

 

このように、場所、測定端末、有線/Wi-Fi接続、測定サイトの違いによって変動が大きかったので、この点は気になった。特に有線/Wi-Fiの差が他のルーターと比べても大きいように思う。Wi-Fiの仕様、実際の性能は端末によって異なるので、速度に違いが出ることは当然だが、それにしても差が大きいという印象だった。これらのことを書かないと、WiMAX 2+自体がサービスとして遅いのではないか? とか、不安定なんじゃないか? と思われてしまいそうなので、注意したいところだ。この変動の原因はどちらかと言えばWiMAX 2+自体や接続端末側ではなく、HWD14側にありそうなため、今後のファームウェアのアップデートを期待したい。

 

要約すると、

 

  1. WiMAX2+は電波をがっちり掴むとそこそこ速いが、サービスエリア内でも受信できないところが結構あって、受信しても切れることが多く安定しない従来のWiMAXを受信した場合、何故か下りが1Mbps以下の激遅になることが多い。
  2. 同様の問題点は、価格comの『Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14 [ブライトシルバー] のクチコミ掲示板』にも多数寄せられている。また、 この件についてHWD14の製造元であるファーウェイから回答を掲載しているスレッドがあって、次のような回答が転記されている。

 

通信の接続及び通信速度の不具合につきまして、

多数のお客様から不具合の報告やご指摘を頂いており、
当窓口でも情報を集約し、個体の問題か、基地局との通信との問題か、
ソフトウェアの問題か、切り分けを行なうように端末の開発部署へ調査を迅速に進めるよう働きかけております。

 

詳細については、各記事を参考にしてください。

 

 

まだ、試用結果が多くはないので一概には言えませんが、これらの記事をまとめると以下です。

 

  • 高速性を売り物にしている割には思ったほど全体として速度が出ていない場所が多い。
  • 上りの速度はLTEより出ていない。これだと、スマフォのテレビ電話やIP電話を使うときに通話が途切れる心配がある。
  • 特にスマフォでLIVE中継するには上り速度が十分早いことが必要だが、今のままでは厳しいかもしれない。
  • WiFiルーターの無線とUSB接続ではUSB接続のほうが圧倒的に早い。しかし、一般的に言って通常使うのが無線LAN接続と思われるので、無線LAN接続で思ったより速度が出ないのは問題だ。
  • 従来のWiMAXがHWD14では劇遅だという報告例がある。これは、WiFiルーターの受信感度が低いことを推測させる。
  • WiMAX2+をカバーするau 4G LTEも場所によっては接続が不安定で、WiMAX2+とau 4G LTEとの切り替えに問題があるように思われる。

 

 

これらの原因が基地局の調整にあるのか、WiFiルーターHWD14の性能に問題があるのか、今の時点では断定ができませんが、どうやらHWD14に多く問題があるように思えます。

 

 

個人的な見解としては

 

  もう少し試用結果が出揃うまで、少なくとも別のWiFiルーターが発売されるまでしばらく様子を見たほうが良い

 

ということです。

 

最終的には、以上に挙げた記事のオリジナルを読んで各自の自己責任で判断してください。