解約と解約金
WiMAX2+はスマホの契約と同様に契約更新月以外に解約すると解約金が取られます。
特に最低利用期間(24ヵ月)以内に解約すると、解約金が高額な解約手数料が発生します。
解約手数料
1年目 19,000円 (サービス開始月〜12ヵ月目)
2年目 14,000円 (13ヵ月目〜24ヵ月目)
更新月 0円 (25ヵ月目)
3年目〜 9,500円 (26カ月目〜 以後24ヵ月サイクル)
BIGLOBEの場合は、解約手数料以外に端末の残債支払いや特典違約金が発生するので要注意です。
解約が発生する要件
その1 利用環境条件
解約が発生する要件としては、自分が期待したような速度がでない、自分がよく使う場所で繋がり難い、サービスエリア内なのに繋がらない等の利用環境条件があります。
スマホは、800MHz帯の低い周波数から2GHzの高い周波数までの3つの周波数帯を同時に使用して通信することで、繋がりやすさや混雑回避を実現しています。
しかし、WiMAX2+は2.5GHzのさらに高い周波数帯をメインに使っているために、高速通信を実現できる反面
大きなビルの屋内(窓から離れた場所、奥まった部屋)
車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部など
ではスマホに比べて比べて繋がらなかったり通信速度が低下することがやや多く発生します。
これには、基地局の数もスマホに比べて少ないことも関係しています。
カバーエリアもスマホに比べて狭いため、繋がりやすさとカバーエリアを補うためにauのスマホの周波数帯が利用できるW03やW04というマルチ周波数端末があります。
ただし、auのスマホの周波数帯の利用は通常別料金の有料です。(auスマホの利用者は無料)
その2 不可抗力の事故等
スマホには、
端末の紛失、盗難、さらに落下や水没などによる破損
等に備えて、オプションの端末保証サービスがあります。
しかし、WiMAX2+にはこのような保証サービスが用意されておりません。(数年前はありました)
例 BIGLOBE WiMAX 2+ オプションサービス
前述のような不可抗力による事故が発生すると、悪用を防ぐためにサービスの一時中止を申し込むことはできますが、端末が出てこない、全損して使えない時は解約となり、@niftyやUQ WiMAXは端末のみの買い換えができません。
例 @nifty WiMAX対応機器が盗難
UQ WiMAX WiMAX製品を紛失
つまり、利用環境による自己都合の解約だけで無く、不可抗力の事故で解約する可能性があると言うことです。
自分は最低利用期間の24カ月以内は解約しないと思っていても、自分の意志だけでは避けられない解約もあることを十分認識して下さい。
過去にスマホを全損した、紛失した等の経験がある方は特に注意しましょう。
解約に備えたリスク回避
不可抗力による解約に対処するには、端末のみ買い替えができるプロバイダと契約することです。
口座振替ではBIGLOBEが再発行と言って解約しないで端末のみ買い替えが可能で、違約金なども一切発生しません。(サポート確認済み)