WiMAXの代わりにスマホの大容量プランを使う

先日、ITmedia Mobile 2018年9月27日の「WiMAX 2+」から「ウルトラシェアパック」という記事を紹介しました。

 

「WiMAX 2+」から「ウルトラシェアパック」へ――大手キャリアの大容量プランに乗り換えてからの1カ月を振り返る  ITmedia Mobile 2018年9月27日

 

 

著者はライターでもともとWiMAXとドコモの「シェアパック10」(月間10GB)を契約して、カフェやホテルなどでノートPCを開いて作業をする際には容量制限のないWiMAX 2+、待ち合わせしている相手とのメッセージのやりとりや地下鉄乗車中など移動中に使う場合は安定して通信できるドコモ回線、という使い分けをしていたとのことです。
つまり、「シェアパック10+WiMAX 2+」という使い方をしていたのです。

 

シェアパック10は割引を使うと6,300円相当ということなので、2つ合わせた月額料金は料金は次です。

 

 シェアパック10 6,300円 + WiMAX 2+ 4,380円 = 10,680円

 

 

一方、ウルトラシェアパック30や50は割引を使うと次とのことです。

 

 ウルトラシェアパック30 13,500円 → 8,460円
 ウルトラシェアパック50 16,000円 → 9,640円

 

つまり、これまでウルトラシェアパック30や50は高いという思い込みがあったのですが、割引などがあるので実際比較してみると「シェアパック10+WiMAX 2+」の料金よりウルトラシェアパック30や50が同等か少し安いくらいです。
つまり、スマホに一本化した方が、料金は下げられるのです。
この結果、「シェアパック10+WiMAX 2+」をやめてウルトラシェアパック50に変えたというのが、前述の記事の内容です。

 

もちろん、容量制限のないWiMAXに対して、ウルトラシェアパック50はかなりの大容量とはいえ50GBなので、不足するときはそれを【docomo Wi-Fi】月額300円でカバーしようという作戦です。?

 

 

これまで、スマホの月間通信量は標準で5GBや7GBでしたが、スマホの画面が大型化したのもあって通信量はどんどん増えており7GBでは全く足りなくなっているのが現状です。
このため、この辺の事情を考慮して携帯大手各社からスマホの大容量のプランが追加されています。

 

 

そこで、携帯大手の大容量プランを調べてみました。

 

  docomo   ウルトラシェアパック30    30GB  13,500円
                   50    50GB  16,000円
                  100    100GB  25,000円

 

   au     スーパーデジラ データ定額20   20GB  6,000円
                 データ定額30   30GB  8,000円

 

 Softbank  ウルトラギガモンスター+50GB    50GB  5,980円
            (動画SNS放題)

 

 

この中でソフトバンクのウルトラギガモンスター+が最もコスパが高いことがわかります。50GBで5,980円という破格の料金だけでなく、動画SNS放題というYouTube、AbemaTV、TVer、GYAO!、Hulu、LINE、Instagram、Facebookの動画や音楽再生をしてもデータ通信量にカウントされないというものすごく太っ腹なオプションが無料でついている破格のプランです。

 

 

モバイル通信で一番通信量を消費するのは動画や音楽のストリーミングなので、主な動画や音楽が使い放題で通信量にカウントしないというのは50GBは動画以外にたっぷり使えるので下手をするとWiMAX以上かもしれません。

 

 

そして、ドコモに限らず携帯大手のau、Softbankとも口座振替可能なので、WiMAXを口座振替で申し込む人もスマホの大容量プランを利用することができます。

 

これはスマホのデータ通信部分のプランなので、実際にスマホを使うときはこの料金以外のネット接続料金、電話の基本通話プランと、PCなどを接続するためのテザリングオプションがかかります。

 

この分スマホをモバイルルーター代わりに使う場合は余計な料金が発生するので高いと思いがちですが、WiMAXを使う場合は同時にスマホも所有して使っているはずなので、実際は
  WiMAX + スマホ
です。

 

ウルトラギガモンスター+のような格安の大容量プランが出たので、これを
 スマホ+スマホ大容量プラン+テザリング
と一本化してPCやタブレットのモバイルルーターとして使うことが料金的にも現実味を帯びてきました。

 

 

参考にソフトバンク回線をつかうモバイルWiFiサービスであるNEXTmobileの料金プランは以下です。ソフトバンクよりさらに安く提供されています。

 

    NEXTmobile    20GBプラン 20GB 2,760円
              30GBプラン 30GB 3,490円 口座振替あり
              50GBプラン 50GB 4,880円

 

 

そこで、WiMAX+スマホ または NEXTmobile+スマホ のトータル料金とソフトバンクのウルトラギガモンスター+を使った場合の料金を比較します。
なお、スマホの料金は基本通話プランとネット接続料金のみとし、端末の代金は除外します。
SPACE Wi-Fiのプランは口座振替できる30GBプランとします。その結果は次です。

 

WiMAX 4,380円 + スマホ2,000円(基本通話プランのみ)= 6,380円
NEXTmobile 30GBプラン 3,490円 + スマホ2,000円 = 5,490円
ウルトラギガモンスター+ 50GB 5,980円 + 通話基本プラン1,500円 + デザリングオプション500円 = 7,980円

 

NEXTmobile 50GBプランだと6,880円となります。

 

 

この結果から、ソフトバンクのウルトラギガモンスター+は一番料金が高いことがわかります、WiMAXの料金に比べて+1,600円なので、全く競争力のない料金とはいえないでしょう。
利用可能な通信量ではWiMAXと互角以上かもしれません。

 

 

WiMAXは下りの速度がスマホに比べて早いのですが、カバーエリアがスマホに比べて狭く、地下鉄や新幹線、高速バスでの移動中の通信や大きな建物の奥や地下街での通信がスマホに比べて弱いという弱点があります。

 

その点ソフトバンクのスマホを使うウルトラギガモンスター+やソフトバンクの回線を使うNEXTmobileは下りの速度がWiMAXに比べてやや遅いのですが、移動中の通信やカバーエリヤの広さ、繋がりやすさが強みです。

 

 

モバイルWiFiはどのようなシーンでどんなふうに使うかによりますが、出張や旅行が多い人、仕事で使う人には、これまでのWiMAX+スマホではなく料金はちょっと高めですがスマホ一本にするという方法も十分でしょう。

 

WiMAXの口座振替を検討する際は、ソフトバンクのウルトラギガモンスター+ やNEXTmobileも検討してみてはいかがでしょうか。

 

  ソフトバンク ウルトラギガモンスター+公式サイト

 

  NEXTmoible公式サイト